講演会レポート

(第12回勉強会)平成9年5月31日 講師神谷 忠弘氏

人間と家屋とシロアリ対策

 間違いだらけのシ口アリの常識

 昨年の暮れ、床下スぺ−スの低い刈谷の改装現場で、岡崎シロアリ技研の神谷氏を知人から紹介されました。

 早速話はこの現場の駆除方法から始まりました。

 現在シロアリが活動している部分には薬剤を塗布するが、その他の部分は食毒剤方式といって、毒性の低い薬剤を注入し、長い時間をかけて巣ごと全滅を図る計画でした。

 その他、沖縄等、南の地域にしか生息していないと思われていたイエシロアリが、海岸伝いに千葉まで北上しでいる事。

 イエシロアリとヤマトシロアリは生態がかなり違い、当然、駆除方法も異なる事。

 ―般的なンロアリに間する常識かかなり間違っている事等を聞かされ 目からウロコの状態でした。

 その上、今流行の、高気密、高断熱住宅がシロアリ対策の観点からは 実に問題を抱える工法である事、スタイロフォ−ム等の断熱材がシロアリの大好物である事を知らされ、大変ショックを受けました。

 良かれと思って建てた家が、かえってシロアリの被害を拡大する事にならぬように、広く建築関係者にシロアリの生態を知っていただこうと、そして住み手の人々には、自分の家は自分で守るという意識をもってもらいたいと願って、この講演会を企画しました。

 薬剤の大量散布方式見直しを願って

 神谷氏のように、シロアリの生態を考慮に入れて駆除対策をしている業者は、日本全国でも多くはありませんが、幸い名古屋近辺には数社あるようです。

 今回の講演会に、一般の駆除業者の方々もたくさん聴きに来て下さいました。

 この講演会を機に、大量散布方式が見直され生息に合わせた処理が大勢になるごとを願ってやみません。

 そして、その為には、消費者側ら、技術のある人に家の点検をしてもらうには、それなりの適切な料金を支払う必要があるという意識を持つべきではないでしょうか。

2回目の講演会開催

 講演の内容は、神谷氏がまとめてくださった資料に載っておりますので、じっくりお読みください。 講演会の参加希望者が多かったので、急遽2回目を開催しましたか 内容は同しです。          (寺川)

 事務局に寄せられたシロアリに関する相談

Q,隣家がシロアリ駆除をし、床下換気扇を取り付けた。換気扇が 稼動する時刻になると気分が悪くなるため、換気扇を止めてもらうように隣家と話し合ったが聞き入れられないので困っている。体のほうは、専門の医師に駆除剤との因果関係を調べてもらっている。

A.以前消費者セミナーでお世話になった大阪大学の植村先生に間い合わせた。同じようなケ―スがあったが、その時は間に塀を造って解決した。今回は、傾斜地のため(被害家屋か下側)塀による解決はできない。消費生活センターの資料集に同じような事例を戴せたので、相談にのってもらってはどうか、訴訟を起こすのは難しいのではないか。                    

 

 

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