講演会レポート

第8回勉強会 平成8年12月21日講師:荻野 晃也氏

身近にひそむ「電磁波の恐怖」

 交流磁場が悪影響

 業界から「過激な先生」と呼ばれている荻野ですンから始まった講演は我々が初めて聞く話が多く、「本当なの!」と驚かされる内容でした。

 まず、電磁波とは、波と粒子の性格を持ち、目に見えない太陽光の仲間で電場と磁場が一緒になって空間を伝わる波であるとのことです。分かったような分からないような?

 では具体的に、電場とは、下敷きをこすって頭に近づけると髪の毛が立ちます。これは下敷きに電気が集まり髪の毛が吸い寄せられたのであり、これが電場です。磁場とは、磁石の周りに鉄粉をおくと、その鉄粉が吸い寄せられる空間があります。これが磁場です。  

 自分なりに解釈すれば、空間に磁界や電流を流すことのできる力を持った、波のことかなと。

 とすれば、体内に金属や電子等をもつ生身の体が電場や磁場の影響を受けないはずはないと何となく納得。人間の月経、満月の夜の魚の疹卵、伝書鳩などの帰渠本能など、生物は微弱な電磁波に影響を受けているように。

ただし、昨今、問題とされているのは、交流の電気の磁場のようです。地球の磁場は静磁場(直流)で問題はなく、絶えず変化する交流が.影響をもたらすらしいのです。

 人体への影響は因果関係は?

電子レンジ(1GHz)の高周波は食物を内部から温めるように、電子レンジと似た高周波の電磁波を出す携帯電話(800MHz)も、長時間さらされると電子レンジで「チーン」と頭脳を温めたことと同じことになるわけです。一方、電流の60Hzや50Hzの超低周波の人体に及ぼす影響も指摘された。1979年のアメリカのワルツハイマー博士の報告による小児ガンと高圧線からの電磁波との因果関係の指摘以来、卵子と精子への影響、脳の松巣休への影響など数々の具体的な影響について学会で報告されてきています。スウェーデンやアメリカでは高圧線の設置や、高圧線付近の学校、住宅や遊び場などへの規制が定められているとのことです。

 日本政府の対応

日本ではどうでしょうか、電磁故の害が話題になり出す1994年より以前から、政府は情報を得て専門家による検討を進めていましたが、1993年I2月に通産省エネルギー庁は、『家庭瑚境の中の電磁波は、人に有害な影響を及ぼさない。』と言う結論の報告書を出しています。

 我々は、電磁波の人体への影響について、科学的に解明されていない部分が多い現状でも、電磁波について勉強し、自分なりの考えを持って行動することが必要とな、て来ていると思います。

           (鳥居)

 

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